荒川区・台東区の日暮里動物病院は土曜、日曜、祝日も8時まで診察しております。特に外科手術を得意としており、犬猫などの患者さんはもちろん、飼い主様にも優しい診療を心がけております。
03−5615−2466(火曜午後、木曜全日休診)
東京都荒川区東日暮里6-11-1 筆山ビル1階
血液・免疫科
血小板減少症
○生産の減少
・キャバリアの巨大血小板
・中毒(エストロジェンなど)
・ウイルスなどの感染
・ビタミンB12や鉄欠乏
・尿毒症
・骨髄疾患
○破壊
・免疫介在性(IMTP)
・ショック
・DIC
・出血による喪失
貧血
原因
主に3つに分けられる。
○血が造られていない
○血が壊される
○血を失う
原因の特定のために血液検査、超音波検査、レントゲン検査など様々な検査が必要になる。
これらの検査で特定できない慢性貧血の場合、骨髄検査が必要になる場合もある。
一般的にみられる貧血の原因は以下の通り。
○血が造られていない
・抗がん剤や中毒による骨髄抑制
・腎臓病によって造血ホルモンが生成されていない
・糖尿病などによる慢性的な栄養不良
・甲状腺機能低下症
・全身性エリテマトーデス
○血が壊される
・免疫介在性貧血(免疫介在性溶血性貧血)
・フィラリア症やバベシア症などの寄生虫
・玉ねぎやニラなどによる中毒
○血を失う
・消化管からの出血や腹腔などの腫瘍からの出血
治療はそれぞれの疾患で異なる。
免疫介在性貧血(免疫介在性溶血性貧血)
自身の免疫が誤作動を起こし、赤血球が破壊されてしまう病気。
様々な原因によって引き起こされ、急性に元気消失、食欲不振、ふらつき、粘膜の蒼白などの症状がでる。
赤血球は体の組織に酸素を運ぶ非常に重要な細胞。
その赤血球が破壊されると、体のすべての組織が酸欠に陥る非常に怖い病気の一つ。
○治療
・グルココルチコイドの投薬
・補助的な免疫抑制剤の投薬
貧血の程度によって
・輸血
・ガンマガード(高治療費)
現状ある薬でもっとも反応の早い(それでも3-10日かかる)グルココルチコイドの投薬をスタートする。その際、胃腸保護作用のある薬も併用する。
その他貧血の程度によって、適宜免疫抑制剤(効果が現れるまで3週間かかる)や、輸血などを併用した治療を行う。
投薬によって状態が安定すれば、薬を徐々に減らしていく。
投薬をゼロにするのが理想ではあるが、生涯グルココルチコイドや免疫抑制剤が必要になる子もいる。