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呼吸器科

ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)

ケンネルコフとは、咳を主体とした、人間でいう風邪のような症状を呈す、ウイルスによる感染症です。重篤化することは非常に稀ですが、治るまで時間がかかる場合もあります。

 

○予防

・混合ワクチン

年一回の摂取。

ワクチン 予防 荒川区 台東区 日暮里動物病院

引用:京都微研

○原因

・犬パラインフルエンザウイルス

・犬アデノウイルス

etc…

 

○治療

・現時点では人間の風邪と同じく特効薬はない。

・本人の免疫力が高まるまで、対症療法を主体とした治療を行う(1週間~)。

・完治まで長くかかる場合もある。

飲み薬(抗生剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、気管支拡張剤等)。

ネブライザー。

インターフェロンの注射。

 

気胸

気胸とは何らかの原因で肺に穴が空いてしまい、胸腔内に空気が漏れ出した状態のこと。

気胸

気胸(心臓の下の黒い部分)

気胸 咳

正常レントゲン

○原因

・外傷

・胸膜炎などの感染疾患

・腫瘍などの物理的要因

etc…

ただCTなどの検査をしないと原因がはっきりとわからないケースも多い。

 

○治療

疾患別に治療を選択する。

気胸が重度であれば、空気の抜去を選択する。

肺炎

肺炎は様々な原因にっよって引き起こされ、呼吸困難など重篤な症状を呈します。

肺炎 咳
咳

肺炎のレントゲン像

正常レントゲン像

原因

種々の原因によって引き起こされます。

いずれの原因でも呼吸困難を引き起こすなど重篤な状態です。

・誤嚥

・感染(細菌、真菌、ウイルス)

・免疫抑制状態

・腫瘍などに随伴してくるもの

治療

・抗生剤

・原因の治療

・輸液

胸水

○膿胸(感染)

・乳び

・FIP

・リンパ腫

・肺炎

・心疾患

・その他腫瘍

・低アルブミン

・横隔膜ヘルニア

・外傷

 

○乳び様胸水

(TP2.5g/dl以上、有核細胞400-10000個/ul以上、TG:乳び>血清、T-cho血清>乳び)

・外傷

・腫瘍

・心疾患

・フィラリア

・肺葉捻転

・横隔膜ヘルニア

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