荒川区・台東区の日暮里動物病院は土曜、日曜、祝日も8時まで診察しております。特に外科手術を得意としており、犬猫などの患者さんはもちろん、飼い主様にも優しい診療を心がけております。
03−5615−2466(火曜午後、木曜全日休診)
東京都荒川区東日暮里6-11-1 筆山ビル1階
呼吸器科
ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)
ケンネルコフとは、咳を主体とした、人間でいう風邪のような症状を呈す、ウイルスによる感染症です。重篤化することは非常に稀ですが、治るまで時間がかかる場合もあります。
○予防
・混合ワクチン
年一回の摂取。
引用:京都微研
○原因
・犬パラインフルエンザウイルス
・犬アデノウイルス
etc…
○治療
・現時点では人間の風邪と同じく特効薬はない。
・本人の免疫力が高まるまで、対症療法を主体とした治療を行う(1週間~)。
・完治まで長くかかる場合もある。
飲み薬(抗生剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、気管支拡張剤等)。
ネブライザー。
インターフェロンの注射。
気胸
気胸とは何らかの原因で肺に穴が空いてしまい、胸腔内に空気が漏れ出した状態のこと。
気胸(心臓の下の黒い部分)
正常レントゲン
○原因
・外傷
・胸膜炎などの感染疾患
・腫瘍などの物理的要因
etc…
ただCTなどの検査をしないと原因がはっきりとわからないケースも多い。
○治療
疾患別に治療を選択する。
気胸が重度であれば、空気の抜去を選択する。
肺炎
肺炎は様々な原因にっよって引き起こされ、呼吸困難など重篤な症状を呈します。
肺炎のレントゲン像
正常レントゲン像
原因
種々の原因によって引き起こされます。
いずれの原因でも呼吸困難を引き起こすなど重篤な状態です。
・誤嚥
・感染(細菌、真菌、ウイルス)
・免疫抑制状態
・腫瘍などに随伴してくるもの
治療
・抗生剤
・原因の治療
・輸液
胸水
○膿胸(感染)
・乳び
・FIP
・リンパ腫
・肺炎
・心疾患
・その他腫瘍
・低アルブミン
・横隔膜ヘルニア
・外傷
○乳び様胸水
(TP2.5g/dl以上、有核細胞400-10000個/ul以上、TG:乳び>血清、T-cho血清>乳び)
・外傷
・腫瘍
・心疾患
・フィラリア
・肺葉捻転
・横隔膜ヘルニア